技術習得講座
第一講座 バリ取り工程におけるコストダウン技法
第一講座は「バリ取り工程におけるコストダウン技法」をテーマにジーベックテクノロジー様をお迎えし、バリ取り研磨仕上げ加工の自動化を学びました。
ジーベックテクノロジー様は独自開発のセラミックファイバーを素材としたバリ取り・研磨ツールのメーカーです。製品は国内で製造しており、高い品質と安全性を備えております。セラミックファイバーツールの特徴としては、砥粒入りのナイロンブラシに比べ60倍の研削力があり、研削力が安定持続し、ナイロンやスチールに比べ変形がしないためNC制御の完全自動化に最適です。
二次バリやバリ残りが少なく樹脂から難削材までも幅広く対応しており、研磨工程の集約とコストダウンが期待できる製品です。
今回のセミナーでは研磨の自動化の事例やバリをコントロールする技法など、資料を使い分かりやすくご説明頂きました。
第二講座 といし交換資格
第二講座では「といし交換資格」と題しまして富士製戸様をお招きし、といし取替えに関する知識と試運転に関する知識の講義を頂きました。
研削といしはその取扱を誤ると作業中にといしが破壊され重大な災害につながる危険性があります。
研削といしの取替えを行う作業者は、この研削といしの危険性を十分に認識し、安全に取り扱うことができる知識と技術を有していることが必要です。
今回のセミナーでは自由研削用といしの種類や、校正、取付具、といしの外観検査及び打音検査、取付具の締付け方法及び締付け力、試運転の方法など学びました。
また、といしだけではなく、マスクなどの安全保護具の説明もあり、作業現場における安全管理の重要性を再認識いたしました。
セミナー終了後、受講者に特別教育受講証をお渡しし、終了となりました。
ご参加者様アンケート
第一講座ご参加者様
アルミ部品等のバリ取りで苦労していることがあったが、このブラシを試す価値はあると思った。非常に興味を持った。
第二講座ご参加者様
手持ち式のグラインダーの砥石を交換することがあるので、今回で学んだことを活かして行きたい。